訪問看護の悩みを解決!【前編】体力・判断力・オンコール対応の工夫

訪問看護の悩みを解決!【前編】

1. 体力的な負担

訪問看護は、移動や利用者さんの介助などで体力を使う仕事です。特に夏の暑い日や冬の寒い日には、体力が消耗しやすいですよね。

解決策として・・・

  • 適度な運動を取り入れる
    訪問看護は、日常的に体を使う仕事ですが、日々の運動不足が蓄積すると、体力が落ちてしまうことも。ストレッチやウォーキングなど、無理のない範囲で日常生活に軽い運動を取り入れましょう。筋力を保つことで移動時や介助の際の負担が軽減されます。
  • 休息をしっかり取る
    スケジュールが詰まっているときでも、訪問の合間に短時間でも休息を取ることを意識しましょう。昼食後の数分間だけでも深呼吸をする、椅子に座りながらリラックスするなど、こまめに体を休めることが大切です。
  • 移動手段の工夫
    車や自転車など、自分に合った移動手段を選び、無理をしないようにしましょう。公共交通機関を利用する場合も、移動時間を計画的に組み込み、急いで移動する負担を減らします。

2. 一人での判断の難しさ

訪問看護では、利用者さんの体調や環境に応じて即座に判断を求められることがあります。ときには迷いや不安を感じることもあるでしょう。

解決策として・・・

  • 事前準備を徹底する
    訪問前に利用者さんの病歴や現在の状況をしっかり確認しましょう。持参する医療器具や薬品も事前にリストアップしてチェックすることで、当日の準備不足を防ぎます。また、訪問看護のマニュアルや参考資料をスマホや携帯端末に保存しておけば、いざというときにも頼りになります。
  • 相談をためらわない
    自分だけで解決しようとせず、同僚や上司に早めに相談することが大切です。問題が発生した際には、具体的な状況を伝え、アドバイスを求めることで、より的確な判断ができます。経験の浅い方も、職場でのチームワークを活かしましょう。
  • マニュアルの活用
    緊急時の対応についてまとめられたマニュアルを常に持ち歩くと安心です。訪問看護ステーションによっては独自のマニュアルがある場合もあるので、それを事前に確認し、自分の手に馴染む形で使えるように準備しておきましょう。

3. オンコール対応のストレス

オンコール対応では、夜間や休日に電話を受けたり、急遽利用者さんのもとに駆けつけることがあります。緊張感が続くため、ストレスを感じやすい場面です。

解決策として・・・

  • オンコール体制の見直し
    職場全体で負担を分散する仕組みを作ることが重要です。例えば、複数名でオンコールをシェアする体制を取る、週末だけ別の担当者が対応するなどの方法があります。職場のリーダーに相談し、改善案を提案してみましょう。
  • リラクゼーション法の実践
    オンコール中の緊張を和らげるために、深呼吸や軽いストレッチを試してみましょう。また、自分がリラックスできる音楽を聞いたり、アロマを焚いて穏やかな時間を過ごすことも効果的です。
  • 明確な対応基準の設定
    「どのケースで現場に出向く必要があるか」という基準を事前に決めておくと、緊急時にも落ち着いて判断できます。訪問看護ステーションで対応のガイドラインが定められていない場合は、上司に相談して基準作りを進めると良いでしょう。

少し長くなったので次回の後編に続きます!